ワキタヤBLOG

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「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を読む。ツッコミどころはあるけれど・・・

ちょっと旬を過ぎた本ではあるのですが、先日「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を購入しました。 

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

 

いろいろ仕事に対して思うことがあったり、体重がかなり増加してしまったこともあり、「痩せながらIQが上がる!」というあおり文句にやられてしまい買ってしまいました。 

ざっと読んでみたところ、正直日本人の生活環境ではなかなか実践しづらいことや、首肯しがたい記述もあるのですが、なかなか面白い本だったのでご紹介したいと思います。

どんな内容の本なのか

まず、本書の内容について乱暴に要約すると

  • 朝食は食べるな!
  • 穀物も食べるな。食べるなら慎重に選んで食べろ!
  • 野菜も選んで食べろ!

の3点に集約されると思います。

朝食は食べるな!

著者のアスプリー氏は15時間以上断食すると体がケトーシス(ケトン体上昇)になると主張しています。

ケトーシスとは、簡単にいいますと、断食状態が長く続きエネルギー不足になると、体が体内のタンパク質や脂肪を分解してエネルギーを得ようとする状態のことです。
脂肪分解モードともいえるので、ダイエット目的にはこの状態がつづくと都合がいいわけです。

そのためには断食を続けることが必要なのですが、著者は脂肪を食べても糖や炭水化物を同時に取らなければ、体は「食事をした」と認識しないと主張します。 

そこで、ブレンフェッドバター(牧草飼育された牛の乳から作ったバター)をコーヒーに溶かして泡立てて飲むと美味しいし、断食状態もつづくし、空腹感も軽減できるし最高! 

なので朝食は取らずにこのコーヒー(著者は完全無欠コーヒーと命名)を飲もう!と推奨するわけです。 

ただ、ケトーシスは人体的には非常事態モードともいえる状態なので、たかだか15時間程度断食するだけでケトーシスになるかなあとは個人的には思ってしまいます。
アスプリー氏は検証の結果「なるんだ!」と主張していますけど・・・

穀物も食べるな。食べるなら慎重に選んで食べろ!

著者の主張によると小麦は基本的に「カビ毒」にやられているので、小麦由来の食物は食べるべきではないとのこと。ちなみに日本人の主食である米は「まだまし」とのこと。 

また、カビ毒を食べると脈拍が上がるのですぐ分かるとのこと。著者の主張によるとアレルギーをもつ食べ物を食べると脈拍が早くので、自分のアレルギーを知るためには脈拍を測ればいいようです。 

米国内限定のようですが、記録用のiOSアプリも開発して配布しているようです。
生まれてこの方、パンを食べて脈拍が上がる感覚を感じたことはないけどなあ。

穀物に限らず、挽いてから時間がたった胡椒なども「カビ毒」に侵されているとのこと。 保存食は基本的にダメといことみたいですね。

信憑性について検証できるほどの知識はないですが、ドライフードは確かにカビ臭くはないけど、鼻の粘膜に「何か」がこびりついているような感覚を感じるようことがありますね。

そういうわけで「カビ毒」を取らないため、カロリーは脂肪とタンパク質からとるべきだとの主張です。要は低糖質食を推奨しているわけです。

野菜も選んで食べろ!

「野菜は沢山食べるべき」と野菜についは割と好意的なのですが、毒(レクチン、シュウ酸)を持っている野菜は避けるべきとも主張します。
とくにトウモロコシは目の敵にされています。南米の人間はどうすればいいんだ・・・。

ニンニクも気をつける野菜に分類されていますね。

調理方法についても生で食べられるものは生で食べるべき、焼くていいことは一つもないの茹でるべきと独特のこだわりが続きます。

このあたりの記述は検証できるような知識がこちらにもないので、「何か胡散臭いな」と思いながらも「そういう検証結果もあるのか」と飲み込むしかないです。

実際の検証データに関しては読みやすさ重視のなのか、巻末の注釈で詳細データが見れるURLや、参照論文などが記載されるのみで、本文中には基本的に具体的な数値を用いた検証については記述されていません。

元データを追うほどの情熱は私にはないです。はい。

まとめ

本書の内容をさらにまとめると

「良質な野菜をいっぱい食べよう。カロリーは良質な脂肪から取ろう。タンパク質は良質な牛肉からとろう(鶏肉は質が悪いタンパク質とされている)。でんぷんは少しだけでいい」ということになります。この内容が繰り替えし主張されています。

全体的に「それ、ホントウにホント?あなたの個人の事情じゃない?」とツッコみを入れたくなる記述が多いです。

一例挙げると「醤油はヒスタミンを含んでいるので食べるべきではない、著者は刺身を醤油で食べて体調を崩したことがある」というエピソードが紹介されているのですが、それは普通に考えて醤油ではなくて、魚が傷んでいたのでは?とツッコまざるえない箇所もあります。

調べてみると確かに醤油はヒスタミンを含んでいるようですが、普通に食べる分には問題ないよう量のようです。厚生労働省が調査レポートがあるので、興味のある方は調べてみてください

ただ、通読すると体験談としては説得力がないわけでなく、あくまでアスプリー氏の体験談として読む分には悪くないですし、「よし、ちょっと俺も試しにやってみるか」という気にさせる本にはなっています。

刺激的な内容ではあるので、「最近なんか体がだるい、スッキリしない」という人は読んでみると刺激を受けられるかもしれません。
ツッコミを入れながら読むと楽しい本です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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