ワキタヤBLOG

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「マージナル・オペレーション改 03」を読み終える。3巻はまるまる4巻への「フリ」

マージナル・オペレーション改 03 (星海社FICTIONS)

マージナル・オペレーション改 03 (星海社FICTIONS)

先日発売されたマジオペ改3巻の感想です。

3巻は短いです。手に取った瞬間「薄っ!」と思いました。
ただお話は短いですが、内容は詰まっています。

「黒鉄のクロニカ」も悪くないですが、マジオペの方が読みごたえがあるな、やっぱり。

好きなシーンなど

食事中にジブリールがアラタの朴念仁な言動に怒って、膝をぶつけるシーンがある。
最初は抗議の行動だったけど、単純にアラタと接触できるのがうれしくて、コツコツと何度も膝を当てるシーンがかわいい。
やっぱりジブリールは犬。

あと3巻はイトウさんの諜報員らしいところが描写されている。
髪型をポニーテールにしている理由も明らかに。

暗殺の隠語が“買い物”なのが、なんか面白い。
実際使われる隠語なんだろうか?

イトウさんが実際に“買い物”しているシーンも書かれており「イトウさん、自分でも手を汚すのか」とちょっとびっくりした。
情報分析官のような役職だと思ってた。

飲食店でゴキブリを表す隠語は“太郎さん”と聞いたことがある。
「“太郎さん”いらっしゃいましたー」的に使うらしい。

「ちょっと“買い物”に行ってきます」という言葉が急に怖くなった。

「イトウさんがイトウさんになるまでの物語」は「猟犬の国」で語られているらしい。

猟犬の國

猟犬の國

ダニエル・クレイグ版007の「慰めの報酬」みたいな話なんだろうか。
だとしたら、ちょっと読んでみたい。

戦闘シーンの感想

3巻の戦闘・アクションシーンは

  • 日本大使館を襲撃してきた報復部隊の撃退
  • 軟禁されている日本大使館からの脱出
  • eメールを使って部隊の指揮

と2巻以上に地味。

地味ながらも常にアラタが綱渡りの状況に追い込まれているので、久しぶりにアラタが“マージナル・オペレーション”をしている。

eメールを使っての部隊の指揮はなんか潜水艦ゲームっぽい。
部隊の練度が高くなると実際のシミュレーションゲームみたいになるんだろうな。
やっぱり戦争の未来はドローン運用だな。

あと2巻でちょろっと描写があった、日本が「まめたん」を大量生産している理由が明らかに。
南北朝鮮から再度戦争状態に突入する状況を見越して難民対応に海岸線に大量に配置するらしい。
理由は納得できたけど「まめたん」でなくてよくないか?と思ったり。

マジオペの時代設定は恐らく現在より10年後くらいの世界だと考えれる。
あと10年あれば、低コストで製造できる昆虫サイズのドローンが登場していてもおかしくない。
小さいのを一杯作ってバラまいたほうがよくないか?

あと難民対策ととうことであれば、海上にセンサー付きのブイを一杯並べればいいんじゃないだろうか。

「まめたん」の設定を使いたいがためのこじつけ感がある。
でも、あいつらカワイイからいいや。

アメリカが韓国を攻撃する?

3巻のラストシーンはアメリカが韓国を攻撃したという知らせを聞くところで終わる。

詳細は4巻以降で語られるんだろうけど、韓国が中国と結託して北朝鮮を制圧しようとしているからといって、アメリカが同盟国を攻撃するのになんか違和感がある。

在韓米軍が行動を起こしたのか?
韓国内にアメリカ軍が駐留している状況で、韓国と中国と結託するってかなり難しいじゃないだろうか。

マジオペの世界では、もしかしたらアメリカの国力低下の影響で在韓米軍を引き上げているのかもしれない。
日本もほとんどの米軍基地がなくなっているのかも。

極東の最終防衛ラインをグアムまで下げている可能がある。
アメリカは結局南北アメリカ大陸があればなんとかなるようだし。モンロー主義の時代みたいに。

そうであれば“イトウさん家”みたいな実力行使もする諜報機関が暗躍しているのも納得できる。
アメリカが頼りにならないなら自前で諜報・防衛力を高めるしかないものな。

それくらい状況が動いていないと、アメリカが韓国を攻撃するという事態がのみこめない。

現在の極東アジアの情勢も、アメリカがしゃしゃり出てきているともいえるけど、日本や韓国が自国の問題に無理やりアメリカを引きずり込んでいる状況ではある。
益より損の方が多いとアメリカが判断したら、韓国と日本を見捨てる可能性は現実みが十分にある。

あと、中国軍が2巻でアラタが模擬戦で使用した包囲殲滅戦を仕掛けてきている理由、シベリアの動きの真意が本文からは良く読み取れないなー。

答え合わせの意味でも4巻が楽しみだな。

マージナル・オペレーション改 03 (星海社FICTIONS)

マージナル・オペレーション改 03 (星海社FICTIONS)