ワキタヤ

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ブルゾンちえみを見ていると何かゾワゾワする

芸能界に彗星のように現れ、彗星のように消えつつあるブルゾンちえみ嬢。彼女をTVで見る度に何か体がゾワゾワする。 ネタ自体は嫌いではない。言ってしまえば不細工な女の子(失礼!)が決め顔で振り返るだけなのだが、リズムと間の取り方で笑うまではいかないが、おかしみは感じる。化粧も含めて顔が面白いという、にらっめっこレベルのおかしさである。

サンシャイン池崎と同類だ。 サンシャイン池崎は牧歌的な感じがするが(心に闇を持っていそうだが)、ブルゾンちえみからは非常にマーケティング的な臭いがする。売れている女芸人の要素を集めたキメラのような印象すらある。会議室で事務所のスタッフが練り上げたキメラだ。当てにいって、実際当たったのがからすごいとは思う。事務所に時代を読むセンスがあるすごい奴がいるんだろう。

マーケティング臭がするから気に入らないということもあるけれど、このゾワゾワ感はそれだけでは説明がつかない。ゾワゾワ感でいうと、中山秀行を見ている感覚に近いが、彼の場合は何故ゾワゾワするのか自分の中ではハッキリしている。ヒデちゃんは笑いを取りに行く時、何も面白いことをいっていないのに、「ね、俺って面白いでしょ?」と何か面白いことを言った雰囲気を出す。その空気に飲まれてつい笑ってしまう人がいる。限りなく愛想笑いに近い笑いだが、ヒデちゃん本人はお愛想だとは考えていなさそうに見える。その道化ぶりを見ていると体が震えるのだ。ある意味才能なんだろうけど、もう見ていられないのだ。

ブルゾンちえみにも何か似たようなモノを感じているのだろう。それがなんなのかが分からないからモヤモヤしている。ただ、ネタ自体は嫌いじゃないんだよなー。