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ワキタヤBLOG

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映画「タンポポ」とテーブルマナー

 

タンポポ<Blu-ray>

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映画「タンポポ」にテーブルマナー教室のワンシーンがある。

岡田茉莉子が扮するマナー教室の講師が「スパゲティーを食べるときは音を食べてはいけません」と教えている直ぐそばで、太ったイタリア人の男が豪快に音を立ててスパゲティーをすするというギャグシーンである。

最終的には生徒も先生も同じように麺を音を立ててすすって食べ出してしまうという、気取ったテーブルマナーを小馬鹿にするような内容である。

通り一遍の知識でしかないが、日本ではソバはすすって食べるのが作法とされている。

ある場合は無作法の極みと感じられる作法が、ところが変わればそれが作法として正しい食べ方となるのが、改めて考えてみる面白い。

テーブルマナーそのものに対する不思議さが浮き彫りなる面白いシーンだと思う。

大阪の串カツ屋ではほぼ不文律となりつつあるが(実際にはデカデカと書いてあるが)ソースの二度漬け禁止というルールがある。

大阪の串カツ屋ではソースは大きな缶に入っており、それは皆で共有するものである。

一度かじった串かつを共有のソースにもう一度つけることは、直箸で共有の皿から食べ物をとってはいけないというルールと同様にタブーなのである。

大昔は日本でもアジアでもヨーロッパでも大皿から手づかみで食べ物を食べていたのだろうし、食卓における個人の領域がはっきりと意識される、という過程は人類の普遍的な食文化のコードなのだろう。 

食べ物のことばかり書いている...